松田事務所の荒木です。実は、うちの事務所の木村が7月7日をもって木村から大石になりました。それから既に1ヶ月以上経つというのに、いまだに「木村さん」と言ってしまってまだまだ「大石さん」慣れが進みません。最近では、突然大石さんに遭遇した場合でも大丈夫なようにと、事務所へ向かう途中には「大石さん・・・大石さん・・・」と呟きながら原付バイクに乗ったりしていますが、それでもつい「木村さん」と言ってしまいます。慣れというのはほんと恐ろしい・・・
と、僕の話しは置いといて、大石さんの結婚で急に浮上したのが、事務所の求人問題です。現在は3人の監査担当者が目一杯のお客さんを抱えている状態です。この状態で、誰か一人が病気やケガで長期離脱した場合にどうするのか、という問題はこれまで事務所内で何度も何度も話し合ってきました。が、結局「求人」ということにまでは話が進まず、まぁ何とかなるやろーで今まで来てしまっていました。(普段リスクマネジメントがどうのこうのってエラそうな事言っているのに・・・ですが・・・)
しかし、いよいよ先延ばしにはできない事態となってきました。仮に、大石さんの中に小さい大石さんができた場合、大石さんは、小さい大石さん(この言い方ややこしいな・・・)を抱えたまま今みたいにお客さんの元へと自由に動き回るような働き方はできなくなってしまいます。となれば、誰か大石さんの代わりができる人が必要ということになります。ということで、何と松田事務所としては12年ぶりの求人を行う、という決断に至りました。(ほんと、ようやくかーい、ですが)
ハローワークに求人票を出すにあたり、まずは、うちの事務所がどういう事務所なのかをじっくりと考える、というところからスタートしました。来てくれるのなら誰でもいい、というわけでもなく、できればうちの事務所がどういう事務所なのかを知ったうえで、「こういうとこで働きたい!」って思ってくれるような人に来てほしいと思いますから。(あくまでも理想ですが)
どういう事務所なのかをあれこれ考えている時に、何と、ピッタリの言葉に出会いました。『心理的安全性』という言葉です。『心理的安全性』とは、「皆が気兼ねなく何でも言えて、自分らしくいられる状態」という事のようです。うちの事務所が今まさにそういう感じで、「これを言ったら怒られるんちゃうかな」とか、「こんなん言ったら恥ずかしいわー」とか、「どうせ言っても通らないやろうし」とか、そういうどんな集団の中にあっても、その中の誰かがつい思ってしまうような事がうちの事務所にはなくて、誰もが何の気兼ねもなく、自由に好きな事を提案したり、相談したりしてきて、それを皆であ~でもないこ~でもない、と話し合ったりしています。
と言うと、えらい緩い事務所やなぁ、そんなんで大丈夫か~って思われるかもしれませんが、僕が前にいた事務所は所長がとても怖い人で、職員は皆、いかに所長に怒られずに仕事をするかということを優先していたように思います。そうなると、お客さんのことよりも事務所内での事を優先して考えるようになり、どっち向いて仕事しているのかが分からなくなっていました。
松田事務所では、『お客さんの親身の相談相手になる』ということに全力で取り組んでいますが、それができるのも、事務所内での事に余計な神経を使う必要がないから、というのもあるではと思っています。
途中まで読んでいて、「おおー、松田事務所いいとこやん!是非親戚のA君を紹介したいわー」みたいな気分となっていたとしても、ここの部分で、「全力でって・・・何か大変そうやし紹介するのやっぱり止めとくわ」って思われたかもしれません・・・・でも、大丈夫です!全力で取り組むと言っても、「全力」の出し方、感じ方は人それぞれなので、そのあたりのことも各自の判断に完全に委ねられています。
それに、お客さんの事に全力を出していて、自分の家族の事は疎かにしてしまっている、ということもありません。お客さんも家族も両方とも大事にする、という欲張り作戦です。僕の場合も、子供の行事がある時にはほぼフル参加です。
ということで、「こういうとこで働きたい!」と思ってもらえる方からの応募、ご紹介などなど、お待ちしています!