松田事務所の荒木です。何年、何十年か経って振り返った時、あの年は特別な年だったなと思えるような節目の年というものがあるとしたら、今年は紛れもなくその年になるのでしょう。
まずは下の写真を見てください。
これは昨年末の写真になりますが、所長の松田が個人事務所時代から昨年まで52年間もの長期に渡って行ってきていた『常勤』を昨年限りで終え、今年からは『非常勤』へと切替えることに対して、事務所の皆で何か形あるもので気持ちを表したいという思いから松田の好きなウィスキー(ボトルとラベルにメッセージをしたためて)と、花束を贈った際に記念に撮ったものです。
ただ、松田が『非常勤』になるといっても、お客さんに対しては今までとほぼ変わりませんからご安心ください。所長は勿論松田のままですし、お客さんの直接の対応に関しては各担当者が行い、松田に話があるという場合には松田がお客さんの元へ出向いて行く、という事も今まで通りとなります。少し変わるところがあるとしたら、松田でなくても税理士であれば誰でもいいというような場合には、僕が代わりに対応させてもらうようになる、という事くらいになります。
一方で、大きく変わることもあり、それは、事務所内の体制となります。今までも少しずつ松田は自分の影響を薄めていっており、何かを決める場合でも、基本的には皆で話し合って決め、松田には最終的に決まった事を報告する、という『事後報告型』が最近の主流となっていました。しかし、今年からはその報告すら一切必要なし!となったわけです。これって、「決める」ということ自体は今までも自分らでやってきているのだから同じ事のようにも思えますが、僕にとっては少し違ってきます。今までは松田の存在をすぐ隣に感じていたのが、今は離れたところから見守ってくれている、という感じに変わり、何となく距離を感じます。でも、その事が不安ということでは全然なく、今までは松田が側にいたということで何処か気が緩んでいたところがやっぱりあったのだなぁということを今更ながらに実感している、というわけです。
ということで、これからは今まで以上に気を引き締めていかないと、と改めて思ったのです(そう思っていた矢先にコロナに罹ってしまいましたので、気が緩みまくってるやん!と、突っ込みどころ満載ですが・・・)。
ホームページや、このエムタイムズでもちょくちょく書いていますが、うちの事務所ってほんといい事務所で、皆が自分のことはそっちのけでお客さんの事を真剣に考えていたりと、こんないい事務所は他に無いんちゃうかなと僕は思っています。僕がこんな風に臆面もなく自分の事務所の事を自慢できるようになったのは、今では事務所全体の姿を外から見られるようになったから、というのがあるのかもしれません(以前は、事務所の中の一員として中からしか事務所を見られていなかったので、事務所の自慢=自分の自慢みたいに感じて、自慢する事を何となく気恥ずかしく感じていました)。
とにかく、そういうスゴイ事務所が今後も色褪せるようなことにならないよう、いや、寧ろ更に磨きをかけて輝きを増すようにしていきたいなと、年明け早々思ったわけです(床に臥せりながらですが・・・)。
そういう訳で、令和5年というのは松田事務所にとって、そして、僕にとっても特別な年になるのです。始まりこそ、ピシっとした始まり方ではなく、咳ゴホゴホしながらのグダグダな始まり方でしたが、それもまた僕らしいか・・・