M-Times 2023.3

初詣

監査部の大石です。早いもので2月も半分以上過ぎました。昔からよく『一月は行く、二月は逃げる、三月は去る。(一月往ぬる二月逃げる三月去る)』と言いますが、毎年この時季になると身に染みることわざです。1月~3月が税理士事務所の繁忙期だからというのもありますが、気持ちの面で時間が経つのを早く感じてしまいます。

さて、皆様、初詣には参拝されましたでしょうか。私は、子供の頃から初詣は家の近くの出雲大神宮(京都府亀岡市千歳町出雲無番地)という神社に参拝しています。

~京都 丹波國一之宮 出雲大神宮~
別称として「元出雲」や「千年宮」とも。
亀岡盆地東部に立つ御蔭山(みかげやま。御陰山、御影山、千年山とも)の山麓に鎮座。古くは御蔭山を神体山として祀る信仰があったとされ、社殿は和銅2年(709年)に創建されたと伝える。
「元出雲」の別称は、出雲大社が出雲大神宮からの分霊とする社伝に由来する。いわゆる出雲大社は明治時代に至るまで「杵築大社」を称していたため、江戸時代末までは「出雲の神」と言えば出雲大神宮を指していたとされる。現在の本殿は重要文化財に指定されている。

(ウィキペディア フリー百科事典より抜粋)

出雲大神宮は、島根県の出雲大社とは別法人の神社だそうで、また一般には社伝とは逆に出雲大社から勧請したとされているということです。事実は不明ですが、何かしらの縁があったのかなと考えると色々想像することができロマンを感じます。

出雲大神宮は、お参りするだけでなく見所がたくさんあり、私のおすすめを少しご紹介します。

まずは、境内にある『真名井の水〈まないのみず〉』。昼夜問わず山から流れてくる水で、御神水として、またおいしいお水としても人気で、参拝者の方が絶えず汲みに訪れておられます。

次は、拝殿手前の道から右手に山に向かって入っていくと『御蔭の滝〈みかげのたき〉』という小さな滝があります。山の中で岩の間から流れ落ちる滝を見ていると自然と心が落ち着いてきて癒されます。ちなみに、その滝の近くにある磐座〈いわくら〉は、パワースポットとしても有名です。

最後は、おすすめというよりも御神体山である御蔭山についてご紹介したいと思います。御蔭山を少し上ると『御蔭の滝』近くの磐座とは別の磐座があり、そこも参拝することができます。但し、社務所で受付をして、たすきをもらってからでないと参拝できないということと、磐座の手前の山道は少し急な傾斜になっているので注意が必要です。私も数年前に一度参拝しましたが、境内とはまた違った山の中での参拝は厳かな気持ちになります。

冒頭で子供の頃から初詣は出雲大神宮へ参拝していると書きましたが、家から車で5分という近さもあって毎年家族で参拝するのが恒例となっていました。過去には、除夜の鐘を聞きつつ参拝することもありました。最近は、真夜中の初詣をしなくなったので分かりませんが、当時、真夜中の参拝にもかかわらず参道入口にまで行列ができるほど多くの人が初詣に来ていました。また、境内の一角に神社関係者の方が木を組み上げてキャンプファイヤーのような大きなたき火をされていて、夜の境内を煌々と照らし、幻想的な雰囲気だったのを今でも覚えています。たき火の周りには参拝者の人たちがいて、私も参拝後はつられるようにたき火を囲み、暖をとっていました。その後、参道に出ていた屋台でたこ焼きを買って帰るのも楽しみで、家族でたこ焼きをつついたのも良い思い出です。

今年は、1月8日に参拝しました。境内には、家族連れや地元の少年野球の団体さんがいたりとにぎやかな中、本殿へ参拝し、今年も無病息災で過ごせますようにと願いつつ初詣を終えました。