監査部の小島です。今回は栗東市ソフトボール協会2021年公式戦4戦目「議長杯」からの話です。今回の大会はチームKとチームR、そしてうちのチームの計3チーム。総当たりで順位が決まります。この日、うちのチームの参加者でピッチャーは1人。そしてピッチャー見習いが1人。この見習いとは、1年半前からウインドミル投法(下図)でのピッチング練習を始めた私の事です。練習試合で数回投げてはいましたが、ピッチング練習を始めて間もない私は、上手く投げられるはずもなく、フォアボールばかりで試合をぶち壊していました。そんな状態ではありましたが、今回の公式戦は2試合あり、ピッチャーが1人で投げぬくのは少し無理がありました。そこで3人連続フォアボールならピッチャー交代という条件付きで、先発マウンドに上がることになりました。
第1試合はチームKと対戦。4-8で勝利しました。打撃成績は3打数2安打、投手成績は3回を投げて3失点で見事勝利投手に!私のピッチングがダメでも、代わりに投げてくれるピッチャーがいると思って気軽に投げられたのが良かったのだと思います。
第2試合はチームRとの優勝がかかった大事な試合なので、私は投げませんでした。最終回に2ランホームランを打たれて2-4のサヨナラ負けで惜しくも準優勝。打撃成績は2打数0安打1三振と不甲斐ない結果でした。
チーム内にピッチャーが少ないので、自分も投げられるようになろうとの思いで始めたウインドミルの練習。今は色々なツールがあるので、1人でもそれなりの練習ができます。YouTubeを見て、実際に投げてみて、それをスマホで動画撮影して、動画の確認。自分の頭の中のイメージと実際の体の動きには大きな差があり、その部分の修正のためにまたYouTubeを見る。思うように上達しない状況でも、自分自身の問題点を把握して自分で考え、修正していく作業は面白かったです。
ウインドミル投法の大事なポイントの一つにブラッシングがあります。ブラッシングとはウインドミルで旋回させた腕を、リリースの瞬間に腰に接触させる投げ方です。(右下図)球速アップやコントロールの安定、変化球を投げるためにブラッシングが重要となります。これが安定しないので自分の投球が安定しない・・・ボールを持っている手が太ももにガッツリ当たって悶絶したり、とんでもない方向にボールを投げてしまったり。
せっかく練習をしているからと、初めて練習試合で投げた時は散々でした。投球練習の1球目は手からボールが離れませんでした。2球目もキャッチャーから遠く離れたバックネットの左上の端に当たりました。練習ではそれなりに投げられるようになっていたはずなのに、マウンドに立つと自分の体じゃないような、今どんな風に体が動いているかわからないぐらいのパニックに。確かにマウンドには魔物がいました。ピッチャーはマウンドで孤独、自分で立ち直るしかない。でもその時の自分には無理でした。結局ストライクが取れずにフォアボールばかりで、即交代となりました。
練習試合で投げる機会は増えましたが、毎度連続フォアボールで即交代。それでも登板機会が多くなり、フォアボールを出すことに慣れてきて、もうどうでもいいと吹っ切れた時から、段々とストライクがとれるようになりました。フォアボールを出したらどうしようって思いながら投げていたから、精神的にも追い込まれ、体も硬くなるという悪循環に陥っていたんですね。
ソフトボールのピッチャーなんて全くの未経験で、42歳の冬から始めたウインドミルの練習。毎週土曜日の夕方に小学校のグラウンドに行って、壁を相手にウインドミルの練習。その挑戦開始から1年半、先発初勝利につながったのはうれしかったです。まだまだピッチャーと呼ぶには未熟すぎますが・・・。自分で納得のいくピッチングができるまで、練習は続けていこうと思いました。
2021年シーズンの公式戦は残り2戦、登板機会はあるのか・・・ つづく
※ちなみに写真は私ではありません。