M-Times 2024.8

1年を振り返って(育休期間編)

 監査部の大石です。3ヶ月前のエムタイムズで、産休期間編(令和5年4月~5月)を書かせていただきました。今回は、育休期間編(令和5年6月~令和6年3月)をお届けしたいと思います。

 さて、育休期間は育児に奮闘しながら、お宮参りやお食い初め等の行事や、彦根市主催のぴよぴよサロン(市内在中の2~4か月児と保護者のおしゃべり会)等の行政主催の会がありそこへ参加する等、時々息抜きをしつつ、忙しい毎日を過ごしました。夏には保育園見学にも行きました。有難いことに家の近くに保育園が5か所あり、全部周りましたが、どこも子供の元気な声が響いていました。夏といえば、昨年の夏も猛暑が続き、暑さに思わぬ影響を受けたのが予防接種でした。

 予防接種について少し説明をしますと、出産後、1ヶ月を過ぎたあたりで、彦根市から『予防接種 予診票つづり』と『予防接種とこどもの健康』という小冊子が送られてきました。予防接種はいずれ受けるものという認識はあったのですが、まさか、生後2か月から5種類の予防接種を受けることになるとは思ってもみませんでした。5種類の予防接種とは、Hib(ヒブ)感染症や四種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)、小児の肺炎球菌感染症、B型肝炎、ロタウイルスです。このうち、ロタウイルスは、安全性の観点から期間限定のものだそう。しかも、それぞれ1回のみの接種ではなく、2~3回に分けてコンスタントに受けていかないといけないとのことでした。何故かというと、1回の接種では免疫が獲得できないため数回に分けて接種する必要があるそうです。もちろん、1種類ずつ受けていくことも可能ですが、種類も回数も多く、コンスタントに受けていくとなるととても1つずつ受けるのは難しそう。その問題を解決するために有効な方法として同時接種という方法があるそうです。接種する病院に聞いても、今は同時接種される方が多いとのこと。副反応が出た場合、どのワクチンで出たか、わからないという点はあるものの、必要な免疫を早めにつけるためにも同時接種することにしました。

 6月中頃、予防接種の日がやってきました。予防接種は午後からなので、午前中はそわそわしながらいつも通り過ごし病院へ。母子手帳や予診票を受付に出し、体温もクリアしたので、順番が来るまで待合室で待っていました。周りを見ると同じような月齢の赤ちゃんを連れた方や、2~3歳のお子さん連れの方もいて、診察室からは子供の泣き声が聞こえてきます。そして、名前を呼ばれ診察室に入りました。先生による予診票のチェックや看護師さんによるワクチンの準備、そばで見ていて、5種類もワクチンがあると大変だなと思いました。ところで、娘が病院に行くのは今回が初めて。まだ首が座っていないので、診察ベッドに寝かされての問診です。聴診器は大丈夫だったのですが、喉を診るのにヘラのような器具(舌圧子というそうです。)を口に入れられたとたんに大泣き。問診の結果も大丈夫だということで、いざ接種へ。最初は、小さいチューブの容器に入ったロタウイルスの経口接種から。先生曰く、少し甘いそうですが、娘にしたら、何を飲まされたのかとここでも大泣き。先生は手慣れたもので、数回に分けて飲ませていました。次は、注射器での接種ですが、4か所をどこに接種するのかと見ていると、左右の二の腕に少しずらして上下2か所でした。乳児用なのかよく見る注射器とはまた違った注射器で、量も少量でしたが、もちろん娘は最後まで大泣きでした。でも、不思議なことに診察室を出るとぴたっと泣き止み、小さいながらもわかるのかと驚きました。次の接種の予約をして帰宅すると、その日の夜に副反応の患部の腫れと、丸1日の発熱はありましたが、それ以外は問題なく熱が下がってからは元気に過ごしていました。

 それから1か月後、今度は2回目の予防接種(2回目も5種類)です。暑い日が続く中、体調に気を付けながら、接種の日を迎えました。予約時間の少し前に病院に行き、予診票等を受付に出し、体温を測ると、37.8℃。えっ・・・。受付の方に言うと、「外の気温が高いから体温が上がったのかな。もう一度測ってください。」と言われました。しかし、何度測りなおしても、37.5℃以上で、ぎりぎりまで粘ったのですが、最後に測っても37.5℃。受付の方に無情にも、「今回は接種できないので、また来てください。次回はいつにしましょう?」と言われ。娘は至って元気だったのですが、発熱している以上接種はできないとのことで、泣く泣く次の予約をして帰りました。帰宅してから、測りなおすと37.3℃。思わず、「おい。」とツッコんでしまいました。周りに聞くと、よくあることらしく、少し早めに行って体を冷ましてから体温を測るなど、対策をしたほうがいいと教えてもらいました。さあ、リベンジです。いつも以上に体調に気を付けて過ごし、当日は早めに病院に行き、体温を測ると案の定、37.5℃以上ありました。受付の方にも協力してもらい体を冷まして測ること数回。やっと37.3℃になり無事接種完了。3回目以降も同じような作戦でいき、予定通り接種することができました。

 育休期間編は、予防接種の話ばかりになってしまいましたが、振り返ってみると本当にあっという間でした。ですが、改めて、一日一日を大切に過ごしていきたいと思いました。